生産者レポート

高知県 芸西村

2009年4月22日

高知県芸西村は県東部に位置し、村の中央を和食川と長谷川が流れています。
南は雄大な太平洋に面し、年間を通じて温暖な気候に恵まれています。
ビニールハウスによる施設園芸が盛んで、トルコキキョウやスターチス、ブルースターなど、
全国にその名を知られる数多くの花きを生産しています。

芸西村の園芸の歴史は古く、促成栽培の記録は明治末期にさかのぼります。
戦前より油紙障子による栽培が行われ、竹幌ビニールハウスでの栽培は
昭和31年から始まりました。
花き栽培は昭和45年からスターチスの栽培が始まり、昭和60年から
トルコキキョウ、ブルースターの栽培が始まっています。

きれいなブルーの花びらが星のように咲くブルースター。
芸西村では平成18年にブランド化したオリジナル品種
「ピュアブルー」を栽培しています。
花言葉「信じあう心」にちなみ、ブライダルシーンや家族の
メモリアルフラワーとして注目を浴び、
ブライダル業界を中心に全国シェアは90%を誇ります。

今回の花き産地レポートでは芸西村の花き農家のほか、JA土佐あき花き部にもお邪魔しました。
こちらではオリエンタル系ユリの栽培に力を注ぎ、新潟産や北海道小清水産の球根を使って、
カサブランカやラベンナーなどを生産しています。
ほ場では枯れ葉を敷き詰めて、土の乾燥を防いでいます。
花きの出荷後はこの枯れ葉を畑の土に鋤き込み、肥料として活用しています。

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