生産者レポート

香川県、真鍋農園さん・香花園さん

2012年11月25日

いつもお世話になっております、ブランディア営業、小林(和)です。

先日、香川県のカーネーション生産者、真鍋農園さん・香花園さんのところにお邪魔させていただきました。
香川県へはブランディアにカーネーションを出荷していただいている、
七飯個撰の小松さん・河合さん・種藤さん・浦臼の庄野さんと同行させていただきました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
真鍋さんといえば暖地のカーネーション生産者の中でも国内トップの品質を誇るカーネーションの生産者です。

真鍋さん曰く良いカーネーションづくりの基本は「土づくり」だと断言します。
それだけではなくハウス内の温度・湿度管理、切ってから出荷までのSTS前処理などすべてが徹底されています。
そのこだわりは随所に垣間見え、ハウス内に咲いているカーネーションの花弁には、
決して触れないで下さいとおっしゃっていました。

また香花園さんは大規模な育種・育苗も行われています。
ハウス内にはびっしりとまだ名もないカーネーションが試作されています。
その中でも日の目を浴びる品種は本当にごくわずかで、
日持ち・色目・フォーメーション・生産性等をクリアしたものだけが新しい品種として生産されます。

写真:左から七飯の種藤さん、河合さん、小松さん、
   そして香花園、真鍋さん(讃岐うどん食べた後なのでみんな満足そうです)

現在出荷されている代表的なオリジナル品種はミナミシリーズ。
非常に大輪で日持ちも抜群、各市場では引き合いが強く日々高値で取引されています。
その他、SPカーネーション・リバーシリーズ、香川県奨励品種ミニティアラも栽培されています。

写真:育種がされているハウス。大規模です。

写真:香川県と北海道だけで販売ができるミニティアラシリーズ。

写真:オリジナル品種、ミナミシリーズ。
   つぼみはピンポン玉ほど大きい。

近年では時期を問わず海外から輸入のカーネーションが入ってきます。
さまざまな改善が施され品質も安定し安価で手に入るようになりました。
しかし国内でも四季がはっきりしているという日本の特徴を活かし、リレーのように北海道から九州まで、
日々研究され、努力され、良質なカーネーションを生産されている生産者がたくさんいます。

品質・品種・日持ち、どれをとっても輸入品が国内産を超える日が来ることはないでしょう。
なぜなら誰よりもお花を愛し、本当に「良いもの」を消費者に届けようと日々時間を費やし、
誰よりも努力されている人たちがいるからです。
僕等もそれに負けないくらい勉強しなくては!

お花屋さんの需要・用途はさまざまですが、このたびの真鍋農園さん・香花園さん、
そして北海道のカーネーションのの生産者さん達が作るカーネーションの良さをお客様に知っていただき、
満足していただくことが私たちの使命だと思います。

長くなりましたが、カーネーションに関することはブランディア小林(和)まで!
年末商戦も是非お願い致します!!

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