生産者レポート

仁木町銀山地区

2008年7月2日

銀山地区でトルコキキョウの栽培が始まったのは、2001年。
当時、トルコキキョウは海外からも輸入されておらず、市場ニーズも非常に高かったことから導入を決定。
JA新おたるの協力や技術指導を仰ぎながら栽培がスタートしました。

当初は3戸ほどだった生産農家も次第に増え、現在は10戸に。
その間各農家がスクラムを組みながら技術向上や品種改良に取り組み、
今では年間生産量が10万本を超える「銀山ブランドのトルコキキョウ」を
つくり上げるに至っています。

銀山地区のトルコキキョウの最大の特徴は、ボリューム感があること。
道外産地や輸入ものでは、まずお目にかかれないほどサイズが大きく、等級も高いことで知られています。
「肥料や土づくり、余市川水系の清流を使った水管理はもちろん、株間を通常より広く開けて栽培しているのが、
ボリュームを出すポイント。」と語るのは花き部会長の後藤さん。

「確かに効率は良くないですけれど、その分質が高く日持ちする商品になります。
多分このくらいボリュームとクオリティのバランスがとれたトルコキキョウは、ほかにはないはず。」と胸を張ります。

また多様な品種の栽培、新たな品種づくりなどの試みを展開しているのも
銀山ならでは。
現在、ピッコロサースノー、ムラサキパステルカラーなどのベーシックな
ものから、ピンクスターなどの希少なものまで50を超える品種が栽培されて
います。

さらに今後は、トルコキキョウ以外の花き栽培も視野に入れているとか。
どんな素敵なアイテムが生まれるのか、今から楽しみです。

2008年の定植は3月の中旬。
出荷は7月初旬から9月中旬くらいまで続きます。
(ちなみに刈り取りの作業は、陽光を当てると花が弱りやすくなるため、
朝の3時から日の出までだとか。本当にご苦労様です!)

ブランディアでは、今後もこの「銀山農業生産組合花き部会」との
ネットワークをさらに強め、 店舗の皆様が求め消費者の方々が
喜ぶ新鮮でクオリティの高いトルコキキョウをお届けしたいと思っています。

ページトップへ