お世話になっております
営業事務の藤田です
今季初出荷!いわみざわ農協 情熱フラワーの
『かすみ草 雪ん子クリスタル』をご紹介させて
いただきます
その前にカスミ草の歴史を簡単にご説明を
カスミ草が日本に最初に入ったのは明治12年とされています。
日本でよく作付けされるようになったのは昭和60年頃、
添え花として花束・アレンジなどになくてはならない花として
普及しました
当時作られた品種が、『ブリストルフェアリー(BF)』(サカタのタネ)です
ステムはしなやかで弾力性がり、花姿がとっても可愛い品種です
ちなみにBFは日本で北海道が初めて出荷したといわれてます
BFはそれから約10年間、生産・出荷されましたが、生産者を
大変苦しめました。というのも、BFは稔性がないため種子ができないのです。
そのため、、挿し芽や組織栽培で繁殖させてました。
また、夏場の花持ちが悪く、「花黒」と呼ばれる障害が多く発生し、
当時の生産者はピンセットで一つ一つ、その障害を駆除していたそうです
そこで生産性の良いカスミを生産する為、改善され、
誕生したのが『雪ん子』です
雪ん子はそれからしばらく生産されてましたが、
やはり欠点がありました・・・気温が低い低温時期になると
花がピンク色に変色してしまうのです・・・。
そして更に改善されたのが今季初出荷となった
『雪ん子クリスタル』なのです
ですが、雪ん子クリスタルにも欠点が・・・・
夏の花持ちが良くないのです
それから数年・・・、試行錯誤の末、2005年ミヨシ育種から
誕生したのが『アルタイル』です
アルタイルはステムが硬く、高冷地での難しいという欠点がありますが、
花弁の数が多く、何より日持ちのする品種です!
現在のカスミ草の基準品種でもあります
そんなアルタイルですが、今、北海道の生産者の間でカスミ草の市場基準の
長さである90cmを80cmに変更しようという試みがあります。
というのも、アルタイルはもともと長さが出ない品種の為、出荷する際は
市場基準の長さで出荷するとほぼ根本からカットされます。
そうすると他の品種では採れるカスミ草の枝が、アルタイルでは採れないため、
生産者側はアルタイルを作ってもメリットがないのです。
しかし、市場側はアルタイルを求めているため、ここで需要と供給の
バランスが崩れてしまいます。
ちなみにブランディアへのカスミ草出荷数量No1のJA熊本うきも
90cmから80cmへ徐々に変更されてきます。
ここで上記に試みに対して、皆様からご意見・ご要望を
教えていただきたいと思います
『80cmになっても大丈夫』や『こうした方がいいのでは?』etc・・・
なんでも構いませんので、ご意見・ご要望をございましたら、
コメントしていただくか、福田までにご連絡いただけたら幸いでございます
話しがずれちゃいました
『雪ん子クリスタル』ですが、現在、いわみざわ農協しか作ってないのでは?
と、いうぐらいプレミア的な品種となっております
熟された越冬株で栽培されたものなので長さもあり、ボリューム満点です!
↑ 箱から出したらこのボリュームでビックリですこれで50本です
↑左は10本での写真です右はお花のアップです
ちなみに、越冬株で栽培されたものは7月10日まで、
7月下旬からは春に植えた新株で出荷される予定です
また、違う品種ではございますが、『メレンゲ』という品種も
大輪品種で純白です今後に期待大な品種です
みなさま、よろしくお願いいたします